🟢 市場は上昇しています。当社コミュニティの12万人を超えるメンバーは、すべてそれにどう対応すべきか知っています。
お客様もお分かりですよね。
40%割引で開始

【英ポンド/円】 MPCの追加緩和、ポンドは弱含みに

発行済 2012-07-12 09:17
更新済 2023-07-09 19:32

英ポンド/円相場は、123~124円を中心とした狭いレンジで揉み合う展開になっている。英経済独自の材料が乏しい中、明確な方向性を打ち出せていない。ユーロ相場の軟化がポンドの上値も圧迫するが、大きな値動きには発展していない。

7月4~5日に開催されるイングランド銀行(英中央銀行)金融政策委員会(MPC)では、資産買い取りプログラムの規模が現行の3,250億ポンドから3,750億ポンドまで拡大した。声明では、「財政緊縮に加え、信用環境が引き続き逼迫化しており、ユーロ圏の緊張の高まりが英経済への一段の足かせになる中、金融面での追加刺激策が実施されなければ、インフレ率は中期的に目標を下回る可能性が高い」と総括されている。マーケットの一部では750億ポンドの追加緩和を期待していた向きもあったが、今後の政策対応の手段を残す意味でも、概ね市場コンセンサス通りの対応に留まっている。

7月10日に発表された5月英鉱工業生産指数は前月比+1.0%、製造業生産高は+1.2%となり、ともにマイナス予想を裏切るポジティブな数値になった。ただ、これをもって追加緩和策が不要になったと見る向きは少なく、ポンド相場に対する影響は限定されている。足元では欧州債務問題が一服しているが、英経済環境の改善は先送りされる中、イングランド銀行が追加緩和策に踏み切る可能性が高い基本環境に変化は見られない。ポンド相場の上昇余地は、限定的とみて良いだろう。

今後1週間の予想レンジは、122.50~124.50円。

最新のコメント

次の記事を読み込み中です
当社アプリをインストール
リスク開示書: 金融商品や仮想通貨の取引は投資金額を失う高いリスクがあります。仮想通貨の価格は非常にボラティリティーが高く、金融、規制、政治など、外的な要因に影響を受けることがあります。また信用取引はリスクが高いことを十分に理解してください。
金融商品または仮想通貨の取引をする前に、金融市場での取引に関わるリスクやコストについて十分に理解し、専門家の助言を求めたり、ご自身の投資目的や経験値、リスク選好等を注意深く検討することを推奨いたします。
Fusion Media によるこのウェブサイトのデータが、必ずしもリアルタイムおよび正確ではないということをご了承ください。またデータや価格が、必ずしも市場や取引所からではなく、マーケットメーカーにより提供されている場合があります。その為、価格は気配値であり、実際の市場価格とは異なる可能性があります。Fusion Media および当ウェブサイトへのデータの提供者は、当ウェブサイトに含まれる情報を利用したすべての損失に対して一切の責任を負わないものとします。
Fusion Media およびデータ提供者による事前の書面の許可なしに、当ウェブサイト上のデータを使用、保存、複製、表示、変更、送信、配信することを禁じます。すべての知的財産権は当ウェブサイト上のデータの提供者、または取引所が有します。
Fusion Media は当ウェブサイトに表示される広告により報酬を得ることがあります。
上記内容は英語版を翻訳したものであり、英語版と日本語版の間に不一致がある時は英語版が優先されます。
© 2007-2024 - Fusion Media Limited. 無断複写・転載を禁じます